前回、最近注目の瀬戸内名産品『グリーンレモン』を使った地ビールを造ろうプロジェクトの立ち上げについて紹介させてもらいました。今回は、実際にグリーンレモンについて調べる為に、日本屈指のレモン産地である「因島」の農家さんを訪れた時の事を紹介します。
日本屈指のレモン産地である「因島」ってどんな所?
本州尾道から約17㎞南に位置し、本州から見ると向島の次、四国側からみると生口島の次にあたる島です。因島大橋と生口橋で結ばれ、しまなみ海道を構成しています。そんな因島では近年、日本最大の海賊と言われた村上水軍をテーマに観光PRしています。特に、因島を含む芸予諸島が2016年日本遺産に認定され、多くの歴史好きな観光客が訪れています。
地元農家さんに教えてもらったグリーンレモン美味しい所。
実際に現地に足を運び、因島でレモンなど柑橘類の栽培をされている村上さんにお話を伺いました。グリーンレモンの一番の特徴はズバリ酸味です。酸味と言ってもツンとくる酸味ではなく、スッキリ心地よい酸味です。この特徴が出るのは、グリーンレモンの収穫するタイミングが関係しているそうです。
前回の記事で、グリーンレモンは黄色いレモンになる前の物と紹介しました。つまり黄色く熟す前の状態です。レモンを含む果物は、基本的に熟すと甘くなります。実が熟した黄色いレモンよりグリーンレモンの方がスッキリした酸味で、様々な料理に活用出来る事が一番の特徴であり魅力です。
さらに、村上さんのグリーンレモンは防腐剤や除草剤を使っていません。つまり皮ごと大胆に食べる事も出来るんです。グリーンレモンの皮にも美味しい成分は多く含まれます。その皮をビールに使用する事で、グリーンレモンならではの香りと味を引き出せると考えました。
今回、グリーンレモンの生産者から実際にお話も聞く事が出来ました。味の特徴もバッチリ教えて頂いたので、これから仕込みに入ります。因島の方にも美味しく飲んでもらいたい、そんなグリーンレモンビールを目指します。仕込みの様子は、次回紹介します。