仙酔ドラフトのもうひとつ上の味を目指して
私たちの代表ビールである仙酔ドラフトは、ベーシックなペールエールというスタイルの飲みやすいビールです。しかしベーシックであるがゆえに、「牛ステーキのような重たい料理に合わせるとビールの味が負けてしまう」という声もありました。
そこで私たちは、この仙酔ドラフトで牛ステーキにも負けない深い味わいを出すため、モルト、ホップ、イースト(酵母)の特徴がしっかり演出されたビールを開発しようと考えました。
名前は「仙酔ドラフトIPA」。ホップとモルトをふんだんに使用します。
ビアスタイルはアメリカンIPAにしました。よって名前は「仙酔ドラフトIPA」です。ベースにする味は既存の仙酔ドラフトのままで、ホップもモルトもふんだんに使って深い味わいを出す事を目指します。アメリカンIPAは、ハンバーガーや牛ステーキにぴったりマリアージュする、苦みがハイレベルなビアスタイルです。また、イングリッシュIPAに比べて、トロピカルなアロマ・フレイバーを重視したIPAでもあります。
ビールの濁りを取るために一番搾り製法を採用
ホップをふんだんに使った苦みが効いたIPAというビアスタイルでは、ビールに濁りがあることが許されています。しかし荒々しい風味のビールに慣れていない方には、ハードルの高いビールとも言えます。そこで私たちが今回つくるIPAは「澄んだ上品な味わい」をテーマにしました。そのために大手ビールメーカーさんでもおなじみの一番搾り製法を採用しました。この製法を使うと、麦芽の穀皮にあるポリフェノールの溶出を防ぐことができます。結果、ポリフェノール由来の渋みと濁りの取り除かれた、「澄んだ上品な味わい」のビールができあがります。
到達点は、ホップとイーストによる香りと苦みが高く、かつきれいな味わいののど越しの良いビールです。ホップもモルトもふんだんに使った「仙酔ドラフトIPA」、完成予定は2月14日です。これから熟成中の様子なども紹介していきますのでお楽しみに。