クラフトハート・ダイニングで、12種類ものクラフトビールのテイスティング会を実施しました。
目的はズバリ、クラフトハート・ブルワリーの品質向上。他の先輩ブルワリーのクラフトビールと自社製品を飲み比べて、何が足りないか?どうすればもっと美味しくなるか?を実際に飲み比べながら討論しました。
ところが・・・あまりの美味しさと、これだけのビールが飲める事の感動でペースがどんどん上がっていき、いい気分に。「ビールのテイスティングは吐き出したら喉越しが分からないから飲まないといけない」という理由で酔いも回ってしまいました。はい、言い訳ですね(笑)
その時の様子と、やっぱりビールは飲み比べがたのしい!という事をお伝えしたいと思います。
仙酔ドラフトのブラッシュアップとして、同じエールタイプを飲み比べ。見た目はあまり変わりませんが、ホップの香り、泡立ち、飲んだ後のアフターフレーバーなど、それぞれの個性が感じられました。特に左の「ベアードビール ホップハボックインペリアルペールエール」は栓を開けた傍から、ザ・ホップという感じの香り。飲むほどクセになる濃厚な味わいはインパクト大でビール好きの方から人気の理由を感じました。そう考えると、自社の仙酔ドラフトはどんな方に喜んでもらえるのか?どんな方に飲んでもらいたいか?改めて考えさせられました。
飲んだビールの感想をまとめていきます。見た目、香り、味わい、喉越しなど、ビアテイスターの資格を持つ濱岡が専用シートを使ってテイスティングしました。個性溢れるクラフトビールだからこそ、様々な意見や感想が出て評価も人それぞれでした。
続いては、新商品の開発に向けて「フルーツを使ったビール」をテイスティング。
「ビールが苦手な情勢でもたのしんでもらいたい」「カクテル感覚で飲めるビールを作りたい」この想いから色々と飲み比べしてみました。
特に「ベアレン 山葡萄ラードラー」にはビックリ!見た目のインパクトも大でインスタ映え間違いなし!飲んでみるとまるで甘口のスパークリングワインのような、葡萄のシュワシュワ。山葡萄だから甘すぎずビールらしい喉越しもしっかり楽しめて、間違いなく女性ウケすると思うビールでした。今後の参考にさせて頂こうと思います。
そうしていると、いい感じに酔いが回って、醸造家の濱岡(左)とレストラン調理担当の田上(右)とでビール討論会が開始。今後どんなビールを作っていくべきか?という話に熱が入り、改めてビール造りの想いを強く持った会でした。
このように、クラフトビールの飲み比べは、ビール好きには堪らない贅沢です。クラフトビールの知識は飲んでみるのが一番ですし、飲む事で自分の好みの味に出会う確率も高まります。ちなみに今回テイスティングした3人の一番好きなビールは、全てバラバラでした。飲んでみないと分からない物ですね。2~3種類でも是非やってみて下さい。
また、出来ればビールを飲む時に簡単なメモを用意して感想をメモして置けば、次に他のビールを飲む時の参考になります。
メモには、「見た目」「香り」「味」「喉越し」「アフターフレーバー」それぞれの項目を5点満点で採点するくらいの簡単な物で構いませんので、是非やってみて下さい。いつもの発泡酒や第三ビールでも同じように採点すると、違う発見もあって面白いですね。